東京本線料金所

検討 設計 開発 施設保全 製品販売
検討
高速道路には、高速道路を走行するお客さまの安全・安心・快適のため様々な設備がありますが、労働人口減少を踏まえた運用保守効率化、自然災害に対する対策・対応、及び脱炭素などの社会的ニーズに対する対応などの多くの課題があります。

これらの課題に対し、高度な最新技術と経験に基づく専門技術を用いて、世の中のニーズに合わせた解決策を提案します。
  • 道路管制システム
    広く多く設置されている諸設備を監視するとともに、渋滞や事故など常に変化する状況を把握しお客さまに情報提供するシステムです。
    運用保守を効率化するとともに、自然災害時でも迅速的確な対応が可能とするシステムを検討しています。
  • ITS/ETC
    お客さまサービスの向上、新たな料金施策への対応、及び新技術に適応するために、ITS/ETCに関連する装置の「新たな仕様作成に向けた検討」や「仕様の見直し検討」を実施しています。
  • 遠隔点検
    人の五感により行われてきた諸設備の点検について、各種センサ導入による代替・遠隔化、自動・無人化が社会的ニーズとして潜在しています。
    当社では、最終的な自動・無人化を目指すためのシステムを検討しています。
設計
世の中のニーズを踏まえつつ、運用性、経済性、施工性、保守性など様々な観点から、高速道路に設置されているETC設備、CCTV設備やトンネル非常用設備などの通信設備、電気設備及び機械設備の施設設備全般の新設設計や、更新設計などを行う業務です。CADを利用してシステム系統図、機器配置図、配管配線図などの設計図の作成、その他各種計算書の作成などを実施しています。
  • ETC設備
    ETC設備とは、高速道路の料金所ゲートにおいて、自動車やバイクに搭載された車載器との間で無線通信を行い、車種や通行区間を判別して自動決済を行う設備です。各機器の機能が適切かつ有効に動作するように配置設計を行っています。
  • CCTV設備
    CCTV設備とは、高速道路上に設置されたカメラを通して渋滞状況、故障車・事故車の状況、気象状況、路面状況、路上の落下物などを監視し、事故の未然防止や、二次的な事故発生の防止を可能とする設備です。監視対象及び場所の道路構造に応じた配置設計を行っています。
  • トンネル非常用設備
    トンネル非常用設備とは、トンネル内にて火災が発生した際に、事故や災害などの被害を最小限に食い止める様々な設備の総称です。火災発生を道路管理者に通報する火災検知器、初期消火に利用される消火栓などがあります。トンネル規模に応じた設備の選定、配置設計を行っています。
開発
高度な最新技術と経験に基づく専門技術により、道路施設点検をDXにより効率化するアプリケーション、トンネル換気設備などを効率的に制御するソフトウェア及び全国の膨大な設備情報を一元管理するビッグデータなどの開発及び評価、改良を実施しています。
  • 点検効率化
    従来の紙ベースの業務遂行を効率化させるため、スマートフォン入力からDBに自動連係するシステムを開発しています。
    専門性の高い業務に適したシステム構成やユーザビリティ向上のためUI・UXを考慮しています。
  • 換気制御(MPVC)
    構造、周辺環境、交通条件などの様々な個別要素がある道路トンネルに対し、設備稼働を最適化させるソフトウェアの開発をすることで、ランニングコストを抑えながら快適な走行環境の維持を実現しています。
  • 一元管理DB
    近年の技術革新によりビッグデータを利活用できるようになり、適切に使うことで業務の効率化、高度化が可能となります。
    専門性の高い業務に適した構造で開発するとともに、AIなどとの連携を検討しています。
施設保全
ICTを効果的、効率的に活用した道路管制システムや施設設備は、社会インフラである高速道路を支えるため常時稼働が求められております。当社はこれまで培ってきた専門的な知識と技術で運用管理、データ解析、施工管理などを通じて、高速道路を走行するお客さまの安全、安心、快適を支えます。
  • 運用管理
    サーバや各種装置の状態監視、稼働監視、各種設定などを行い、24時間、365日の稼働を支援します。
  • データ解析
    膨大に蓄積されている各種データを検索、集計、統計、解析することで、傾向の把握や発生事象の推察などを行い、データを用いて課題解決を支援します。
  • 施工管理
    各種工事の品質管理、工程管理、安全管理などを行い、工事全体の取りまとめを支援します。
製品販売
高速道路を利用されるお客さまや、高速道路の業務に従事する関係者に安全・安心な環境を提供する製品の開発及び開発した製品を販売しています。
  • 追突衝撃緩和装置

    車両架装型(緩衝くん)
    高速道路上で作業する道路作業車の後部に取付けます。
    万が一追突事故が発生した場合は、衝撃を吸収し乗員や車両への被害を軽減させます。
  • 東京本線料金所

    追突衝撃緩和装置

    アイランド型
    アイランドの先端に取付けるタイプの追突衝撃緩和装置です。
    料金所に流入する車両がアイランドの先端に衝突する事故が発生した際に、車両への衝撃を軽減します。
  • ETC開閉バー
    発進制御機に取付けます。
    万が一車両にバーが接触しても車両に傷が付きづらい素材を使用しています。